トイレトレーニングは、育児中の方が一度は通る道ですね。本記事では、トイレトレーニングの効果的な方法について解説していきます。
トイレトレーニングとは
トイレトレーニングとは、おむつに排尿・排便をしている子どもが自立してトイレで排泄できるようになるための練習のことです。
一般的には、2歳から3歳の間に始めることが多いですが、障害のあるお子さんや発達がゆっくりなお子さんはこの限りではありません。
個々の発達や性格、準備状況によって始めるタイミングは異なります。
トイレトレーニングを始める目安
トイレトレーニングを始めるために最も重要なのは、膀胱が発達して尿を溜められるようになり、排尿間隔がある程度開いていることです。目安は、1時間から2時間程度です。
この間隔が短いうちに始めるのは、大人も子どもも、トイレに行く回数が多くなることへのストレスが大きくなります。
また、回数が多いうちは失敗する確率も上がってしまい、子ども本人のやる気や自信も損なわれてしまいかねないので、よっぽどの理由がない限りおススメできません。
排尿や排便前に予告ができるようになることもトイレトレーニングを始めるのに適しています。排尿・排便をしたい感覚が分かってくると、大人も誘いやすくなりますね。
予告までいかなくとも、部屋の隅っこに行くとか、しゃがむとか、なにか大人から見てわかるサインが出ているだけでもOKです。
そしてこれは絶対ではありませんが、自分で衣服の着脱ができると、なおスムーズです。
それから、おまけですが大人がトイレに座っている姿に興味を示していたら、絶好のチャンスです。
本格的に始める前に
本格的にトイレに座らせる前に、やっておくとよいことがあります。
やっておくべきこと一つ目は、「おまる」or「補助便座」を決めることです。
おまるは、どこにでも置くことができるので、いつも遊んでいる空間に置いたりお風呂場に置いたりして子どもの生活に溶け込みやすかったり、掃除しやすかったりするメリットがあります。
大きさも幼児に合ったサイズになっているので踏み台を使ったり抱き上げたりしなくても、子どもが自分でまたがることができますね。
トイレの個室を怖がる子どもにとっても、安心して使うことができるので、トイレの初期段階に用いるには適しています。
ただし、おまるからトイレに移行する時のことも考えなくてはなりません。
おまるだと、成功すると毎回洗ったり拭いたりする手間がかかりますし、トイトレが進んで、外出先で子どもが「おしっこ!」と言った際にトイレに座らせると、慣れていないことから思うように成功しなかったりすることも考えられます。
ある程度、成功を積み重ねることができたら、補助便座への移行も視野に入れる必要があります。
補助便座は、大人が使うトイレに設置します。子どもの大きさに合わせて設計されているるので体の小さい子どもが便器に落ちる心配がなく安心して使えます。また、おまるのような毎回の洗浄も必要なく、手軽に清潔を保つことができます。
筆者の個人的な考えとしては、毎回の洗浄の手間や以降の手間を考えると、最初から補助便座を使ったほうが大人の負担も子ども本院の負担も少なくて済むのでオススメです。
次にやっておくべきことは、おねしょ対策を練っておくことです。トイトレが進み、子どもがやる気を出すと、突然「寝る時も布パンツがいい!」なんて言い出す可能性があるわけです。汗
そんな時に、「ダメ!」なんて言うと、子どもが拗ねてトイレに行かなくなるかもしれません。やる気の芽を伸ばすためにも、漏らされてもいい!という覚悟で準備をしておきたいですね。
具体的には、おねしょシーツやおねしょズボンを用意しておくこと、予備の布団も用意しておくことですです。
さらに、できれば なのですが、大人がトイレに座っている姿を見せておくこともよいでしょう。トイレに興味があるほうが座ってくれやすくなりますね。
方法①定時で誘う
いよいよトイレに誘います。タイミングとしては、おむつを交換してから30分後くらいでしょうか。まだ次の排尿がないうちに誘います。
その後は、また30分後でもよいし、45分後でもよいです。ここはお子さんの排尿間隔に合わせて決めて行きましょう。
トイレで成功すればその間隔でよいのですが、誘うたびにすでに出ていたり、誘っても出なかったりするうちはタイミングを変えていきましょう。
タイマーとメモを使うと、なんとなくリズムがつかめてきますよ。
お子さんも一緒にトイレに行く気になるように、タイムタイマーの使用もおすすめです。
方法②様子を見て誘う
次に、様子を見て誘う方法です。排尿・排便前にサインを出すタイプのお子さんなら、この方法のほうがストレスは少ないかもしれません。
サインを見つけたら、即トイレに行くのです。
ただし、お子さんが行く気になっていないのに突然連れて行かれた!と嫌な気持ちにならないような声掛けや事前のお知らせは必要ですよ。
(おしっこが出そうになったら、トイレに行くからね、や今でそうだよね、トイレに行こう など)
デメリットとしては、目が離せないことです。じっくり向き合う時間が少ない方は、定時で誘う方法と組合わせてもよいかもしれません。
嫌がるときは?
トイトレは一筋縄ではいきません。お子さんがトイレを嫌がることが圧倒的に多いです。
失敗は目をつぶっても、行きたくない!のイヤイヤは無視できません。
お気に入りのキャラクターのウォールステッカーでトイレを楽しい空間にするとか、成功シールを貯めるとか、お子さんが喜んでトイレに行きたくなる方法を探しましょう。成功シールは、初めのほうはトイレに行けただけでokにする、といったハードルの下げ方も効果的ですよ。
ただし、切り替えが苦手なお子さんは「今日からは成功したらシールね。」をすんなりは受け入れてくれないので、注意です。
今までとは違うさらに魅力的な種類のシールにするか、初めから成功した時だけにするなど工夫します。
うまくいかない!そんな時は
失敗が続くと、大人も子どもも疲弊します。そんな時は、
・いったん中止
・パンツの上に紙パンツ
・いっそノーパン
をお試しください。いっそのこと、いったん中止してしまってもよいと思います。今はタイミングじゃなかったと割り切って、また数週間、数か月後にリトライです!
いやいや、始めたしやめたくないな、という方は、パンツの上に紙パンツもアリですよ。
失敗したときの床掃除が面倒な場合は、布パンツの上に紙パンツを履かせることで、濡れた時の気持ち悪さを感じれるし、掃除の必要がないという一石二鳥状態です。ただし、
布パンツの洗濯からは逃れられません…。
いっそノーパン!も、まあアリっちゃアリです。洗濯回数は減りますね。
そして、失敗時に少量でも尿が足を伝うので気持ち悪さは一番感じると思います。ちょっと荒療治感は否めませんが、おうちの中で感覚を知るためなら使える技ですよ。
まとめ
ここまで、たくさんのトイレトレーニングに必要なことをお話してきました。
お子さんに合う方法は見つかりそうでしょうか?
生まれてから今日までおむつで過ごしていたお子さんが、トイレに座って尿を足すのは未知への挑戦です。大人が思っている以上にドキドキするものです。
だから、決して叱らずイライラせず(イライラしてもそれを見せず)数か月はかかる覚悟で挑みましょう!トイレに座れただけで花丸💮な気持ちで。
応援しています!!🏴
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